ごきげんよう、紅月です。
創作のサークルみたいなものに参加したけれど全然作品づくりの意欲が湧かなくて困っています。
今回はその創作関係のこと、特に中心に据えていたいテーマについて綴ります。
わたしの創作についての遍歴は大きく分けて
小説(ファンタジー)→ 歌詞(ラブソング)→ 戯曲
といった具合です。
最後に戯曲が来ていますが、どうせ書くなら公にする機会が与えられているジャンルでという打算によるものです。
作詞に移ったのにはわけがあります。
背景描写が細かすぎて途中で自分が飽きてしまい、完結どころか事態が変わる場面すら迎えずに筆が止まるのです。
そうでなくても元来飽き性なので、同じ作品に時間を掛けられません。
音楽は門外漢ですが、歌うことが好きなため、即興で歌ったりして気に入ったフレーズができればそれを元に作詞をし始めました。
その後お芝居の世界に触れて、戯曲を書く機会もいくらかありましたが、その中で自分の創作に対する態度を改めて見つめることができました。
まず、創作という趣味のためでさえ、ものを調べることは苦手だということ。
ブティックを舞台にしてもスパイ物を書くにしても、関係者に取材したり文献にあたったりと相応の知識を蓄える作業が必要です。
しかし、わたしはこれが全然と言っていいほどできません。
おそらくは取捨選択ができないためにこの作業が負担にばかりなるのだと思いますが、これは創作者としては致命的です。
そして、これは歌詞を書いていた頃から薄々感じていましたが、わたしは男女の関係というものを重視し、家族にはまったく興味を示さないこと。
これにより、わたしの創作のテーマはひと所に定まりました。
幼少から好きな人が途切れたことがなく、恋愛に対する関心は大きい方だったと思います。
恋愛に憧れていた時期にはラブソングという形で恋心を中心に表現していましたが、恋が成就して恋人同士になった後を経験すると、恋愛に限らない男女の関係を描くことにシフトしていきました。
男女関係、これはわたしの人生のテーマでもあると思っています。
心当たりのある事情により、家族という形の関係でも親同士には血のつながりは無いというあたり前のことがとても気になるのです。
他人同士が意気投合する、それは友だちでも同じですが、パートナーになる、家族になるというのはすごいことだと思います。
友人は何か共通項があるところから仲良くなり、普段はその共通項から離れて接することはありません。
けれど、パートナーになるということは、共通項が無いプライベートな場面を共にするということです。
それは勇気がいることです。
これは男女に限らず同性のパートナーでも同じですが、それでも異性同士の関わりは特別な面があるとわたしは思います。
性別という大変わかりやすい部分で大きく異なる存在だからです。
相手の一面を「男だから」と思うか彼の個性と思うかで、関係も大きく変わります。
難しく書いてきましたが、要するに恋人未満から夫婦まで微妙な男女関係を中心に据えて作品をつくりたいという話でした。
他人の中でどれくらいの人が共感してくれることかわかりませんが、男と女って本当に不思議で面白いものです。
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