ボロネーゼとか美味しいですよ。
さて、今回は「Road to Dawn」というフリーゲームの紹介です。
紹介が苦手と言いながらもやはり良い作品は人に伝えたくなります。
Road to Dawnはねこのあなというサイトにて活動する朱藤桂様の作品です。
内容はギルガメシュ叙事詩を下敷きとしたシナリオ重視系RPG。
記憶を失くして冥界から蘇った青年と物語の発端とおぼしき青年、それぞれの冒険に本来の力を失った神々の思惑が絡まりながら物語は進みます。
戦闘はほとんどがイベント戦で難易度も高くはありませんし、ちょこちょこと必要そうな場所を調べてはイベントを見る感じなので、RPGはレベル上げよりもお話を楽しみたいという方にピッタリです。
大体2時間ちょっとでエンディングを迎えられる、お手頃な作品だと思います。
一つだけ注意することは、わずかにBL要素が含まれることです。
ギルガメシュ叙事詩はメソポタミア神話のベースの一つと言えばよいでしょうか、その名だけは知っているという程度の人が多いと思います。
ギリシア神話などならともかく、多少マイナーな神話なので展開の予想も付けにくいという意味ではゲーム制作に良い題材だったのかもしれません。
調べた限りでは設定はそこそこ忠実に再現されていますが、予備知識ゼロでも問題なく楽しめます。
ただし、神話によくあることですが、神々の大半が血縁関係だったりするので、覚えづらいなら相関図をメモしておくとよいかもしれません。
このゲームは実はマルチエンディングで、真エンディングにたどり着きたい場合は人の言動にはしっかりと気を配ることが大事です。
わたしは何の気なく真エンドの条件を満たしていましたが。
とりあえず重要そうな場面でセーブデータは分けるようにしておくと後々便利でしょう。
元になった叙事詩についてわたしの知識は「ギルガメシュというなんかすごい王の話?」くらいでしたが、これをきっかけに少し調べましたし、機会があれば文献にもあたってみたいと思わせてくれた作品でした。
あなたもこの世界に触れてみませんか。
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