考える時間が増えたからか、私的な問題カテゴリで語ることも多くなりました紅月です。
ネットニュースでLGBTなどに関するニュースを目にすることが増えてきた気がします。
センセーショナルな記事タイトルを付けましたが、わたし自身はLGBTではありません。
心も体も女性であり、異性愛者であると自覚しています。
ただ、同性に対して恋愛感情に近いものを抱いたことはあります。
その時のことを少し振り返った記事です。
女性に対してドキドキするような感情を持ったことは3回あります。
一つは高校の頃、それまでに出会ったことのないタイプの子と友だちになりました。
悪い子ではないのですが、それまでの友だちのような大人しい子ではありませんでした。
少なくともわたしから見て、思ったことはすぐ行動に移すし口に出してしまう子でした。
それでいて、わたしのように後悔するような素振りもありません。
わたしがいた(真面目で大人しいといわれるような)グループと仲良くしていましたが、それが少し不思議に思える子でした。
こんなことを言うと、嫌な人間のフォローをしてわたし自身の株も下げるようですが、あえて言いましょう。
彼女には一度こんな噂が流れました。
同級生に意地悪を言ったかしたかという噂です。
周囲が意地悪と受け取るようなことを言ったのは事実だったようで、こちらから問いただしたわけではないのに、彼女はそれについてはっきりと言ってのけました。
彼女が相手を嫌いだということとその理由を。
その内容もそれを伝える手段も、たいていの人にはただの意地悪にしか見えないもので、わたしも彼女はそれを思っても言うべきではなかったと思いました。
しかし、その子の行動はある意味で羨ましいものでした。
もちろん人を傷つけることを容認するわけではありません。
それでも、言いたいことを言えてしまう彼女が少しまぶしかったのです。
その頃のわたしが仲良しグループの何人かに嫌気が差していたのも、彼女に憧れた理由の一つでしょう。
別の状況で出会ったなら、わたしは彼女のことを嫌な人間として認識していたかもしれません。
でも、ぬるま湯のように天然物の"良い人"ばかりに囲まれた学校生活で出会ったからこそ、わたしは彼女にどうしようもなく惹かれたのです。
あるいはあの胸の高鳴りは「ヘタなことは言えない」という緊張の表れだったかもしれませんが、わたしの高校生活に確実に彩りを添えてくれた存在でした。
同性に恋愛に似た感情を持った経験のもう一つは大学の友人です。
サークルで知り合った子ですが、何事もそつなくこなし人を褒めるのが上手いので、すぐにわたしの憧れの人になりました。
控えめな性格なのに人をまとめるカリスマ性もあり、こんな人間が本当に存在するとはと何度も思ったものです。
こちらに関してはあまり言及するとまずいことも言いそうなのでこの程度に留めますが、わたしが男だったなら彼女に惚れずにはいられなかったと思います。
最後の一つも大学時代のことですが、バイト先の後輩です。
会う頻度は高くなかったものの、人懐こい性格の子だったので、後輩の扱いに戸惑うわたしも安心して接することができました。
わたしが思う"可愛い"を詰め合わせたような子で、そこに惹かれたのでしょう。
3人並べてみましたが、実はドキドキするような感情を抱いたのは高校の時の子だけで、あとは本当に憧れが高じてといった感じです。
最初の子に対しては憧れはもちろんありましたが、同時にこうなれないしなりたくないというアンビバレンツな感情もあって、それがないまぜになった結果、恋愛感情のような胸苦しさがあったのではと思います。
また、この3人はみんな、男の子からよくモテる子たちです。
同じ場所にいる間に、告白されたという話を2回以上聞いた子ばかり。
その点からも、わたしの感覚はある意味正しいのだろうと思ったりするのです。
もしあなたが異性愛者で、同性に少しドギマギしてしまった経験があっても、それは恥ずかしいことでも何でもありません。
自分の感情に真摯に向き合っていれば大なり小なりそんなこともあるのではないでしょうか。
わたしはそう思っています。
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