2018/02/01

インターネット上のつながりで人間性は変化するか

ごきげんよう、紅月です。
フリーゲームの整理法を変えたい今日このごろですが、現行のジャンル別分類の方が明らかに有用だと思うとどうにもできません。

さて、立て続けですが、前回の記事を書いている途中に思い浮かんだことを書きます。
個人の人間性はインターネット上の出来事では変わらないのではないかということです。



インターネットを通じて知り合った人の影響で何かを好きになったり、趣味が変遷したりということはよくあることだと思います。
しかし、その人の為人(ひととなり)までは、よほどの事でない限り、変えることはできないのではないでしょうか。

インターネットは匿名性の強い空間です。
わたしを含め使用している人のほぼ全員が「ネット上の誰もが、わたしのことをほんの一部分しか知らない」という意識を多かれ少なかれ持っていると思います。
それは、自分が描いた絵をたまにサイトに上げているだけの人も、SNSで生活の些細な出来事まで事細かに”実況”している人も、恐らく同じです。

まるで思春期の少年少女のような心境です。
「わたしのことをほんの一部分しか知らない」人に何を言われても響くわけがありません。
学校の友達に何か指摘された時は「相手が知らないわたし」を示すために「家では~」くらいの抵抗しかできませんが、インターネット上では「ネット上だけ」「文字では伝わらないけど」といくらでも言い訳できて自分を正当化できます。

また、インターネットでのつながりは実際の空間と違って不連続であり、”遭遇”をある程度意図的にコントロールすることができるのも大きいでしょう。
つまり、日常生活では学校の友達といる場面を親に目撃される可能性は高いがネット上ではそのようなことは起こりにくく、自分がパソコンなどに意識して向かわなければ”遭遇”することもありません。
だからこそ、ネット上での人格は実際の性格と乖離しやすくなり、表面的になります。
それが意識的であろうと無意識的であろうと、これは「ネット上の誰もが、わたしのことをほんの一部分しか知らない」という潜在意識を育む土壌となります。

そんな環境のため、人間性に変化を与えるのはインターネット上では難しいと思うのです。

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